口腔外科治療
口腔外科治療の主な疾患
親知らず

永久歯の合計は28本ですが、上下左右の親知らずがすべて生えそろうと合計で32本となります。正常に生えれば問題ないのですが、現代人の多くは顎が狭く親知らずが生えるスペースが足りず、たびたび問題が起こります。斜めに生える、頭だけ見えても大半が歯肉に埋まったまま、歯磨きが行き届かず炎症を起こして腫れる……などの症状が現れるのです。痛みや腫れなどが頻繁に起こるのであれば、薬物療法などを行うよりも抜いてしまうほうがいいでしょう。
顎関節症

顎関節症とは顎の関節のズレによって引き起こされる症状です。主に顎関節の痛みや「ジャリジャリ」「カクカク」といった雑音、そして顎が開かないという3つの症状が起こります。
主な原因としては
- 外傷
- 片側の歯ばかりで噛む
- 顎関節に負担を与えている(頬杖・歯ぎしりなど)
- 片側の歯が足りない・痛みで片側の歯をかばう
などが挙げられます。また、本来の顎の動かし方をせずに長期間いると顎関節症が起こりやすくなります。薬物療法、理学療法、筋マッサージ、開口訓練、スプリント療法、マニュピュレーション療法、関節腔内洗浄療法、外科療法による理学療法で治療していきますが、癖などを改善しない限り再発してしまう可能性があります。
その他の口腔外科疾患(一部)
- ・顎の骨折
- 顎が骨折した場合は噛み合せ、咀嚼を考慮して口腔外科で治療します。
- ・歯の破折・脱臼
- 怪我や事故の強い衝撃で歯が折れたり脱臼したりするケースはよくあります。
- ・良性腫瘍
- 良性腫瘍は基本的にその部分だけを摘出手術で治療します。
- ・悪性腫瘍(口腔癌・舌癌)
- 悪性の疑いがある場合は周囲の組織も含めて摘出することがあります。
- ・舌痛症・口腔乾燥症
- 舌がひりひりする、口の中が乾燥する、食べものの味がわからないというケースには、栄養不足や睡眠不足、ストレスなどが複雑に絡み合っていることが大半です。
- ・のう胞
- のう胞とは顎の骨の中などに袋状の病気ができるもののことです。
顎の骨の中にできるものと舌や下唇、頬などの軟組織にできるものにわかれます。大きなのう胞は入院下に治療を行い、摘出後に骨・骨髄移植を行います。 - ・顎変形症
- 顎(あご)の骨の変形が大きく、歯の移動だけでは矯正治療が難しい咬み合わせを、「顎変形症(がくへんけいしょう)」といいます。歯科矯正治療に加えて、顎の骨の形を変える手術が必要になります。
